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《賢者の石対策本部:みんなで幸せになろうよ》

谷地田ヴァルゥと、梧香月さん、日和小春さんの合作世界です。 原作で不遇なヤツ、不憫なヤツ、”双子の月が廻る世界”でみんな幸せになろう。

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東の魔女見習い(その5)


 アラカシとヤマモモの木立に囲まれた池は去年見た時より一段と薄暗く見えた。生臭い匂いが凝っているし、水が淀んで幼体のホタルたちが苦しそうにキューキュー鳴いている。

「これも南紀の揺れのせい?」
「多分な」

 鏡ちゃんがポリタンで汲んで来たお社の桂清水を手水鉢に注ぎいれると、十数匹のホタルがぴちぴちと水を浴び始めた。
「よーしよし。元気になって働いてくれよ。今からお前らのうち、掃除するからな」


ここは飛鳥高校の北側の池。元はおそらく5、6倍の広さだったはずだが、200年ほど前に埋め立てて今の校舎と図書館が作られて、今はちょっと広めの水路、という感じの細長い池が残っているに過ぎない。昔は弁天さまの小さな祠があったのだが、今は鳥居も壊れてしまって祠の名前も読めないし、ただ灰色の石の手水鉢だけが残っている。照葉樹の林床に縁石からシダやシャガ、ジャノヒゲなどが水面に垂れてなかなかいい雰囲気なので、図書館の利用客が散策に訪れる。木立を囲むようにサルスベリやセンダン、シダレザクラ、モミジにイチョウなどが配され、季節季節に彩りを添えるちょっとした緑地公園という趣きだ。池に面して高校の弓道場があり、弓道部員が練習する音が聞こえている。
 図書館は高校生以外の一般客も利用できるので、弓道場と池の間に柵がある。つまり池は高校の敷地の外、ということになる。そこが私たちには都合がいい。

 都のはずれに住むお社関係者の子弟は、けっこうがんばって勉強してそこそこ進学校のこの高校に通う。タカちゃんも兄も、そして今はトンちゃんもここの生徒だ。ここに進学する前から、トンちゃんは中学から自転車で放課後毎日ここに通っていた。小学校の時はバスで。どういうわけかというと、この池が神社の北東、鬼門を守る”節”のひとつだからだ。

 お社を中心に何重にも張られた結界。同心円状に桔梗文の頂点となる、水脈の節を結んで作られている。節になるのは、池だったり岩だったり、ちょっとした森だったりする。ある程度の気を貯められる場所を、妹姫の末裔が加工して結界につないでいるのだ。
 この池はもともと低地で”溜まりやすい”場所なので、結界内の水が淀まないようにトラップとして重要なのだ。

「台所のシンクの排水溝に張ったゴミ取りネットのようなもんだな。マメに掃除しないと腐って匂ってくる」
 きーちゃんが見も蓋も無い説明をしたことがある。彼もその昔、ここに通いながら日々、池の掃除をしていたのだ。毎日掃除しても年に何度か大掃除しないといけないし、大雨や地震なんかのイベントがあると緊急メンテが必要になる。池の上手に小さな湧水があるので、ここには昔からホタルのひと群れが棲んでいた。トラップのせいでしょっちゅう水が濁るのだから、どこか余所に移ればいいのにと思うが、ホタルにもホタルの事情があるのだろう。濁る度に坑道のカナリアのようにキューキュー泣いて関係者を呼んでくれる。

「鏡ちゃーん。枝、もらって来たよ。これでいいの? オガタマノキって」
「ヒイラギってこれー?」
グレーのセーラー服におそろいのベレー帽を被った小学1年生の少女2人がきちんと長さをそろえて折り取った枝を抱えて走って来た。
「そうそう。よくわかったな。手水鉢に活けておいて」

 少女のひとりは肩の長さに切り揃えたまっすぐのサラサラした黒髪が色白の顔をふっさり隠していた。濡れたような黒い大きな瞳がそろえた前髪の下でくるくる動く。もうひとりの少女は無表情な三白眼。その瞳は澄んだ朱色だった。髪は完全に色素の抜けた白髪。対照的な外見だが二人ともバレンタイン・デー生まれのアストロツインだ。血のつながりこそ無いが従姉妹同士である。
「桐ちゃん、みっちゃん、小学校の制服似合ってるね。でもちょっとおうちから遠いんでしょ? 通学大丈夫?」
「大丈夫。バスで1本だもん。帰りはトンちゃんの高校に来てここのホタル見てから一緒に買い物するし」
 トンちゃんの8歳違いの妹、桐花は通い始めた私立小学校で早速イジメられているらしい。学区のかなりの面積がお社の勢力圏内なもので、霊感の強い生徒が多いのだろう。桐花の連れたホタルが中途半端に見えて気味悪がられているようなのだ。こんな外見でクォーターの魅月の方がよっぽどイジメられそうなものだが、彼女は幼女らしからぬ迫力で同級生の悪意を跳ね飛ばしていた。
「大丈夫。みっちゃんが一緒だし」
「うん、大丈夫。私がいるし」
 大丈夫、と2回繰り返す辺り、学校生活が大変なんだろうなとわかる。でも魅月が同じクラスというのは確かに心強いに違いない。

「都ちゃん、彼氏できた?」
 魅月が無表情でしれっと聞いてくる。それにしても端正な顔だ。憎たらしいことを言われたのに思わず見とれてしまう。木漏れ日が白い髪に透けて燦いている。アルビノに感じるような不健康さはない。生命力にあふれている。
「相変わらずおひとり様ですよ、すみませんね」
「去年一緒に来たへんしゅーちょーは? 面白いオッチャンだし、いいんじゃない?」
 ニヤつくこともなく、さらにしれっと言う。小学1年生の女の子ってこんな話し方するものだろうか?
「みっちゃん、都ちゃんはメンクイなのよ。トンちゃんのパパが基準なんだから、たいていのオトコは眼中にないの。ね、都ちゃん?」
 桐花がさらに追い討ちをかけて来る。といっても、私がいつもそう冗談めかしてはぐらかしてるのだから仕方ない。
「そうそう。3歳であんな男の人見ちゃうと一生決まっちゃうのよ」
 冗談に紛らしているが、本当のことだ。あれから20年余、タカちゃんを超える人なんか見つからない。
「うちの父親は負けないぐらいびけーでゆーしゅーだと思うけど、もちろんあげないわよ」
「大丈夫。瑠奈と張り合う気はありません」
 この白黒美少女コンビと会う度に、いつもこの一連の流れを繰り返している。挨拶のようなものだ。

 無表情でクールに見えて、魅月はけっして薄情な子などではない。柱の姫の後継者でそれでなくともいろいろとプレッシャーがかかっている桐花に対して、魅月は保護者めいた意識があるらしい。実際、結界の歪みなどでしょっちゅうトランス状態に陥る桐花を引っ張り戻すのは魅月なのだ。学校でもイジメられっ子に喰ってかかって桐花を守っている。
 魅月と母親の瑠那は、私の兄と同じ体質なのだ。何と言うかニュートラル。ホタルや妖魔が見えるくせに必要以上に怖がらず嫌わない。ちょっと風変わりな隣人という距離感でうまくつきあっている。そして結界の影響を受けない。ホタルが見えるのだから霊的不感症というわけでもない。いそうでなかなかいない人材なのだ。瑠那は、先代の柱の姫、桜さんが方々探し回って見つけて来て、養女に迎えた。11歳まで施設で育った彼女は、兄が言うには最初なかなか打ち解けなかったらしい。まるでメイドのように走り回っていた。
「自分が選ばれるわけない、私は義姉さま達と違う、って勝手にシンデレラやってる感じだったね」
と、兄が言う。おせっかいな性質の兄は当時お社に下宿していたので、買い物だの境内の落ち葉掃きだのヤケクソに家事を手伝う瑠那にしょっちゅうちょっかい出してイヤがられていたらしい。
「あそこ、オバさん、オバアさんばかりじゃん。お姫さまはジミーな着物しか着たがらないし、遠出もできないし、そんなとこに瑠那だろ。恰好の餌食なわけ」
 恰好の餌食。庇護欲の。とっかえひっかえ着せ替えされて、あちこち引っ張り回して、シャワーのように可愛いがる。容易に想像できる。私も10歳で初めてお社に行った時にもみくちゃにされた。
「新しい服着せてもらうと、もったいないって尻込みするし、俺が可愛いってホメると泣いて怒るし」
 いくらおめかしさせてもらって可愛い可愛いと言われても、自惚れられない気持ちはよくわかる。私と瑠那はひとつ違いなのだ。お雛様のように綺羅綺羅しい、タカちゃんとお姫さまのカップルを見てしまったら、自分は脇役なのだと最初から弁えて控えていた方が自尊心が守れるというものだ。彼女の気持ちを勝手に忖度するのは失礼なのかもしれないけど。でも少なくとも、兄が瑠那を放っておけなかった心理は、彼女に私のイメージを重ねていたのかもしれないな、と思う。そんな瑠那もやたらイケメンな日伊ハーフの伴侶を見つけて可愛い娘を授かって、イジケ虫から脱却したようだ。娘のみっちゃんは屈託なく立派に毒舌美少女に育っている。瑠奈とひとつ違いの私は年齢イコール彼氏無しだと言うのに。

 弓道の道着を着て桐花や魅月と話しているトンちゃんを見ていると、あの頃の気持ちを思い出して胸がチリッと痛んだ。とは言え、トンちゃんは同じ銀の髪、金の瞳でもタカちゃんとあんまり似ていない。造作はそんなに違わないと思うのだけど、何だろう、表情かな。じっと見ていると、トンちゃんが顔を上げてこっちを向いた。
「都、疲れてるんじゃない? 平気?」
「こら、妙齢の女性に”疲れてる?”なんて聞くもんじゃない。化粧のノリ悪いって言ってるようなもんでしょ」
「どうせ都は化粧なんかしてないじゃん。そんなんじゃないよ。都のことだから休みもらうのにがんばって仕事終わらせて来たんだろ」
 大当たり。二徹である。
「大丈夫。新幹線で寝たから」
「寝てないくせに。そんなで弓引ける?」
「大丈夫。引けば元気になる」
 高校1年生の男子ってこんな気遣いするものだろうか。トンちゃんの場合、特別だろう。病弱の母親とイジメられっ子の妹に対する過保護な愛情と、義理の父親に対する対抗心でフツウの15歳より気が回るのかもしれない。

「でもホントいいの? 私、部外者なのに弓道場使わせてもらって」
 トンちゃんはにやっと笑った。
「顧問の先生以下、部員一同先週から楽しみにしてるよ、都の演武」
「え、演武?」
「OB、OGまで集まってる」
「え」
「竹弓、白袴、一式持って来たから蟇目矢引いてね」
「え」

 呆然としたままトンちゃんに引っ張られて弓道場に連れて行かれた。桐花と魅月もしずしずついて来る。
「牧野先生。お話してたイトコ……じゃないな。祖母の妹の娘に当たる高山都です。それと妹たち」
「お祖母さんの妹さんの娘さんというと、それはイトコ違いって言うヤツだな。こんにちは。ここの顧問の牧野です。南部先生のお弟子さんですよね。関東大会で拝見しました。全日本を辞退されたのが残念でしたよ。3年前に六段取られたまま審査を受けてらっしゃらないようですし」
「す、すみません。就職して練習もままならなくて」
 恐縮してしまった。満叔父さんにはお世話になっているのに、最近は教室の手伝いもなかなかできない。本当は上の大会に進んだり、昇段したりすれば教室の評価も上がるのに。満叔父さんは、タカちゃん、きーちゃんのお父さん、咲さんのダンナさんだ。タカちゃんがああいう風な子だったので、タカちゃんが生まれてから咲さんはほとんどお社に詰めっ放し。満さんは長男の仁史さんと関東に留守番して道場を守っている。ふたりとも、年の二度のお社の神事には弓を引きにやってくる。つまり、叔父さんの弓道場はお社の結界の重要拠点のひとつなのだ。
「いやいや。こちらこそ勝手にいろいろすみません。しかし女性で師範を狙える人材は貴重です。今日はぜひうちの生徒に演武を披露してやってください」
「え、でも」
 こんな場所で衆人環視の中、弓なんて引いたら。
「大丈夫。先生、見える人だから。装束でテキトーに誤魔化せるし」
 トンちゃんがこそっと言う。
「ええ。そろそろ暮れ時で逆光になりますし、何かあれば私がテキトーに誤魔化しますよ」
 牧野先生もにこにこする。つまり、こちらの事情は了解済みというわけだ。
「織居にはいつも手伝ってもらってますからね。うちの部員はほとんど高校で始めた子ばかりで、なかなか地区大会に出る頭数が揃わないんですよ」
 つまり正式な部員じゃないがピンチヒッターとして大会に出たりしているらしい。学生の時の私と同じだ。

「控え室、こちらです。お装束付けるの、お手伝いしましょうか」
 女子部員が案内してくれた。
「ありがとう。助かります」
 白い着物に白足袋、白袴。白い狩衣に襷。胸当てに弓掛け。くせっ毛をきゅっとゴムでひっつめた上から冠を着ける。これで髪が少しは隠れる。神事の一種なので、そういうものかと思ってもらおう。浅沓は履かずに足袋のままで行く。桐花と魅月は慣れたもので、自分でてきぱき緋袴をつけている。

 本当に生徒や卒業生らしい男女がズラリと座っている。仕方ない。しかし演武披露という形なら部外者でも堂々と引けるというものだ。

 男子用の控室から同じ装束のトンちゃんが出て来てにやっとした。
「ひとりより二人の方が、らしい、だろ? つきあうよ」
 
 ドンちゃんがすっと傍に来た。牧野先生はちら、と視線を移しただけだったが、生徒が何人か、あれっと言う顔をする。目を凝らして、あれれ、と首をひねっている。まずい。見える子がけっこういる。さすが”節”の上で毎日過ごしているだけある。
 ”あっちは用意できた。いつでもいいぞ”
 そう耳打ちしてすうと消えた。生徒たちがまた、あれれと首をきょときょとさせる。

 牧野先生が三方に新しい酒、水、塩、お米を用意して左手に供えてくださっていた。そして安土には白い幕。
 トンちゃんと並んで道場に入る。呼吸を整え、きゅっと90度回って的を向き、射位の3歩手前で正座する。桐花はトンちゃんの後ろ、魅月は私の後ろにすっと屈む。的の向こう、池を囲む木立の方からリーン、リーンと涼しい鈴のような音が聞こえる。ホタルの合図だ。
 きーちゃん、鏡ちゃん、ドンちゃんが桂清水に浸したヒイラギを池の周りに刺したはずだ。そしてそれぞれ手にはオガタマノキの枝。桐花と魅月の額を飾る白帯にも桂清水で清めた枝が左右に挿してある。
 私もドンちゃんに合図を返す。

 ”こちらもいいわ。行くわよ” 


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かしるな 『奈落の花』  EPISODE1  EPISODE2  EPISODE3  EPISODE FIN 『Trikstar』 『モノクロのキス』 Side:L 『GLORIA』    EPISODE Final 『TRANSMIGRATION』
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ありしん 『瑠璃の鳥』    
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